産業設備の心臓部ともいえる制御システムは、従来のようなメカシステムをサポートする役割から、ネットワークやAI技術の導入により、少量多品種対応・周囲装置との連携・生産プロセスの最適化・予備保全といった、生産システム全体の価値を左右する重要な要素となってきています。
一方で制御システムのエンジニアリングチェーン・サプリチェーンは旧態然としており、生産性の拡大と付加価値を生み出す構造改革が必須となっています。
一般社団法人 先端制御システム研究会は、これらの課題を解決するためにモジュラー制御システム技術を中心とした新しい技術をメーカー連携により開発を進め、そのノウハウを標準化することで、制御業界の“協調領域”を大きく拡大することで競争力を高めるために設立されました。